不用品回収リング

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お役立ちコラム

不用品の無料回収は危険?お金を払って業者に依頼する3つの理由

最近の不用品回収業者はメール一つで依頼できるようになりましたが、どの業者も有料回収ばかりです。処分にお金をかけたくないのは今も昔も同じですが、以前のようにトラック一つで住宅街を巡回して無料回収してくれる業者はほぼ見かけなくなりました。
さらに無料回収業者は危険とも言われ、敬遠される存在に。しかし、回収は有料より無料のほうがいいに決まっていますよね。
しかし、なぜ無料回収業者を見かけなくなったのでしょうか?無料回収は危険と言われる所以と一緒に説明していきます。

1.不用品の無料回収はなぜ危険?

不用品の無料回収はなぜ危険と言われるのでしょうか。
それを知るためにはまず、無料回収業者がどのように利益を得ていたのかを知る必要があります。
回収した品物を主に次の3つの方法で利益につなげていました。。

・中古品として売り出す
昔は現在のようにフリマアプリやオークションサイトがなかったため、一般の方が不用品や中古品を販売するのは非常に困難でした。そのため、無料回収業者はコネと経験を使い、古物商やリサイクルショップに転売していました。

・使える部分だけ売る(雑品スクラップとして販売)
家電製品の中のレアメタルやレアアースなど、売れない品物でも中の部品や素材はまだ使える場合があります。無料回収業者はそんな品物を雑品スクラップとして専門業者に引き渡して使用できる部品の金額だけを受け取ったり、業者自身で取り出して売ったりして利益を出していました。

・海外輸出
日本ではもう需要がない品(不用品)でも海外(発展途上国)では日本の高性能な不用品は中古品として高値で取引されます。無料回収業者はそんな不用品を需要がある国に輸出し、利益を得ていました。

このような方法を見るとエコにも見え、危険には思えませんよね。

しかし、危険と言われる理由はあるのです。

無料回収を行っていると、回収したのに売れなかった品物やスクラップにした品物の余剰分が必ず発生します。無料回収業者は読んで字のごとく無料で回収しているため余剰分や売れなかった品物を処分するための費用を割けず、山や川に不法投棄したり、不適切な処理をしたりしていたのです(もちろん、手続きを踏んで処分していた業者もありました)。
そのため、「無料回収業者は違法」「危ない」という悪いイメージがついてしまいました。

しかし、現在では不適切な処分方法は行えません。なぜなら、不法投棄などが罪に問われるなど規制が厳しくなったからです。

2.無料回収が有料回収になった3つの理由

先述したように取り締まりが厳しくなったことで、不用品回収業界にも変革の波が押し寄せます。無料から有料回収へと推移した理由を説明します。

・フリマアプリの台頭
最近ではメルカリやヤフオクなどのフリマアプリで不用品を簡単に出品できます。このようなサイトの台頭で高値で売れる不用品の無料回収が困難になりました。また、リサイクルやリユースという言葉の認知の広がりでフリーマーケットが各地で開催されるようになり、価値のある不用品を見つけることも難しくなりました。

・雑品スクラップの取り扱い中止、家電リサイクル法の成立
2001年に特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)が成立し、特定の家電製品(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)が不用品となった場合は持ち主がリサイクル料金を支払い、適切に処分することが義務づけられました。そのため、無料回収業者は家電の回収をすればするほどリサイクル料金を支払わなければならなくなり、うかつに回収できなくなったのです。
また、雑品スクラップにも規制がかかりました。それまで雑品スクラップを多く買い取っていた中国が輸入を禁止したためです。
そのため、無料回収業者は家電製品の転売も解体も困難になりました。さらに、雑品スクラップを回収する場合は特別な許可証である一般廃棄物収集運搬業許可の取得が必要となり、無料回収業者は無料回収で利益が出せなくなりってしまったのです。(リユースでの回収はまだ可能です。その場合は不用品ではなく有価物となり、買取として回収します)

・海外リユースの輸出規制
不用品(中古品)の海外輸出はエコである一方、本当に使えなくなった時に深刻な問題を引き起こします。不用品を中古品として輸入していた発展途上国はゴミ処理の技術力が低かったため適切に処分できず、環境破壊を招いていました。
そのため、日本は1993年に「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律」を作り、2013年には「使用済み電機・電子機器の輸出時における中古品判断基準」を示しました。これらの法律により輸出できる不用品の数が減り、無料回収業者が海外へ輸出するのが困難になりました。

このように環境保護に関する法律や規制、ネット社会の発達で、無料回収業者は依頼者から費用を支払ってもらい回収する有料回収業者となっていったのです。

3.有料回収は安全?

これまでの流れからすると、
「現在でも無料で回収している業者は違法行為をしている」
「有料で回収する業者は法律をしっかりと守っていて安全だ」
というイメージを持たれるかもしれません。

しかし、残念ながら実際はそうではありません。有料であってもすべての回収業者が安全とは限らないのです。

いわゆる悪徳業者で、彼らの主たる手口は違法な金額の請求です。

”ぼったくり”という言葉が当てはまるこの方法は、無料回収や少額での回収と謳っておきながら、いざ会計になると高額の請求をします。
「警察に通報すれば済む」と思うかもしれませんが、有料回収では人件費やサービス料金を自由に決められるため、「思ったより品物が多かった」「作業時間がかかった」などと言いがかりをつけられれば結局利用者が泣き寝入りをすることになります。

そのような悪事に引っかからないためにも、次の3つの対策を心得ておきましょう。
・見積書を出してもらう
・契約書を書いてもらう
・料金に変更がないかしっかりと問い合わせる


当たり前のことのように思えますが、ぼったくりをする業者はこのような手続きを踏みません。そのため、問い合わせや訪問時には必ず上記のことを確認し、納得してから契約するようにしてください。

もちろん、サービスも対応も申し分のない良心的な回収業者がほとんどです。しかし、ごく一部の悪徳業者の行いによって回収業者に対する不信感や不安を募らせている方も多くいらっしゃいます。
だからこそ善良な回収業者を見極めるためにも、有料の回収業者なら安全だと盲信しないことが大切なのです。

4.自治体と有料回収どちらがいいのか

このように有料回収でもリスクがあると考えると、自治体の回収のほうが安いし安全ではないかと考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、このような法律や規制は不法投棄による環境破壊や日本の資産流出などを抑えたいがために作られたものであるため、基本的に不用品の処分は国や自治体に任せるのがベストです。

しかし、最近はワークスタイルや生活環境の変化によって自治体の運営時間に問い合わせるのが難しい方や、急ぎの回収を希望する方、高齢で不用品の仕分けや搬出が困難な方も増えています。
そのため、現在の有料回収業者は利便性が重要視され、さまざまな状況に対応できるようサービスや対応幅が充実しているところがほとんどです。
利便性なら業者へ、安全性なら自治体に依頼するというように、不用品が発生した場合はご自身の状況を鑑みて判断するのがいいかもしれません。

5.どうしても無料回収してほしい場合

最後にどうしても業者に無料で回収してもらたいという方のために、今でもできる安全な無料回収の方法をご紹介します。
無料回収は不用品にまだ価値があると認められれば回収してもらえます。つまり、不用品ではなく有価物としてリサイクル・リユースを行うのです。寄付に近いと言えばイメ―ジしやすいかもしれません。集められた不用品は国内外を問わず活用されます。

主にこのような業者が引き取ってくれます。
・途上国への輸出ならびに国内では地域の企業、NPO、行政等と連携している業者
・回収業者とリサイクルショップを並行運営している業者
・「ジモティー」などの地域密着型のクラシファイドサービスを展開する業者

引き取ってくれる品物の一例を表にまとめておきます。
(あくまでも一例です。業者ごとで対応品は異なりますので依頼の際に必ず確認してください。)

【引き取ってくれる品物の一例 】

品目回収条件
エアコン故障品でも可
テレビ製造2011年以降の正常動作品のみ
冷蔵庫製造2011年以降の国内メーカー品(東芝、シャープ、パナソニック、日立、三菱に限る)
の正常動作品
洗濯機製造2011年以降の国内メーカー品(東芝、シャープ、パナソニック、日立、三菱に限る)
の正常動作品
パソコン故障品でも可 一体型や周辺機器は対象外
ゲーム機故障品でも可 破損品は対象外
カメラデジタルカメラ、ビデオカメラのみ 故障品でも可 破損品は対象外

引き取り方も業者ごとで異なりますが一般的に3つの方法があります。
・持ち込み
・宅配 (送料元払い)
・出張

宅配と出張はそれぞれ費用がかかります。また、持ち込みの場合もガソリン代などを考慮すると費用を完全にゼロにして処分するのは実際には困難なことがわかります。

このように無料回収は現在でも可能ですが、社会貢献という観点でリサイクルやリユースに興味がある方にベストな処分方法だと言えます。

まとめ

今回は無料回収の危険性と有料回収になった理由についてご紹介してきました。有料か無料かと聞かれればもちろん無料がいいに決まっていますが、同時に安全性や利便性なども大切です。そのため、不用品の回収を依頼する場合は安易に金額だけで決めるのではなく総合的な判断が必要です。
今回の記事で不用品回収の知識がより深まり、快適な処分を行っていただければ幸いです。